カーシェアの保険って大丈夫?主要7社を徹底比較

カーシェアの保険って大丈夫?主要7社を徹底比較

更新日 2018/10/31

カーシェアの利用が増えてきています。運転は楽しいものですが、自家用車であろうとカーシェアであろうと、車を運転する際に重要な点が保険です。事故や車の故障が起きたときの補償がよくわからないままだと不安ですよね。

この記事ではカーシェア利用時の保険について、主要各社の比較を交えて説明していきます。

Advertisement

カーシェアの保険料は利用料金に含まれる

まず結論からですが、安心してください。カーシェアの利用料金には、以下のような基本的な補償を受けられる保険料が含まれています。事故を起した際の補償は一通り網羅されており、通常15分200円程度の利用料金の他に、これらの補償を受けるための追加料金は一切かかりません。

  • 対人補償:他人を死亡させたり、けがをさせたりした場合
  • 対物補償:他人の物や車に損害を与えた場合
  • 車両補償:自車両に損害があった場合
  • 人身障害補償:自身や同乗者が死傷した場合

ただし、各社補償額などの条件が微妙に異なりますので後ほど詳しく説明します。また、次に述べるNOC(ノンオペレーションチャージ)という考え方を理解しておく必要があります。

NOCとは?

カーシェアやレンタカーにおいて、事故や故障などにより、車両の修理や清掃が必要になったときに、修繕期間中の「休業補償」として利用者がサービス会社に支払う金額のことです。

このNOCは事故による車両の修繕費とは別に、利用者が負担する必要があります。車自体の修理にかかる費用は先に述べた車両補償でまかなわれたとしても、修理のために営業できなくなる不利益(機会損失)を補填するために必要になります。

NOCの金額は、各社条件により様々ですが、代表的なものとして事故時のNOCの料金があります。自走可否により異なり大体以下のような相場になります。

【事故時のNOCの目安】

 自走可能な場合:20,000円

 自走不可能な場合:50,000円

この他にも、キーの紛失や油種を間違えて給油した場合などにもNOCが発生します。詳細は各社ホームページを参考にしてください。

年齢・運転歴に関わらず同じ補償内容

カーシェアって誰でも同じ料金(保険料込み)で利用できますよね。実際の保険料は利用料金に含まれているため実感がないかもしれませんが、これって言い換えると何歳でも運転歴がどれだけ短くても、同じ保険料で利用しているということになります

ほとんどの人が自家用車に乗る際には任意保険に加入しますが、だいたいどの保険においても年齢が低いほど保険料は高くなります。特に21歳未満の場合の保険料はバカ高くなるため、学生など若い方には車を所有する際の足かせの一つになっているでしょう。

カーシェアでは通常年齢が低く運転歴が短いほど高まる事故のリスクを、利用者全員で分散することで一律の料金設定を実現しています。つまり実質的に、年齢が若く運転歴が少ない人ほどオトクに利用していることになります。

カーシェアは、若い学生さんや、運転歴の短いペーパードライバーにおすすめですね。

※カレコなど、免許取得後1年未満の方の利用ができない会社もあります。
※自家用車の任意保険の等級の考え方と同様に、カーシェアでも事故時のペナルティ等が課せられる場合もあります。

カーシェア主要各社の補償内容の比較

以下の表はカーシェア主要7社の保険・補償についてまとめたものです。各社微妙に異なりますが基本的に、対人・対物・車両保険は無制限かつ免責額(利用者の負担額)も0となっています(高級車等を提供するアースカーは5~30万円)。

業界最大手のタイムズカープラスでは唯一人身障害における補償が無制限の設定となっています。

任意加入の免責補償の金額・内容は各社様々ですが、大体300円/利用くらいの相場です。

2018年10月末時点

サービス
名称
対人 対物 車両 人身障害
(一人あたり)
事故時NOC
(自走可能/
自走不可)
免責補償
(任意)
タイムズカープラス 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
無制限 2万円/
5万円
309円/利用
カレコ 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
6千万円
(無保険車傷害2億円)
2万円/
5万円
324円/利用
オリックスカーシェア 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
3千万円 2万円/
5万円
ロードサービス無料
dカーシェア 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
3千万円 2万円/
5万円
7項目
無料付帯
アースカー 無制限 無制限
(免責0)
時価額
(免責5~30万円)
6千万円
(搭乗者1千万円)
2~10万円/
5~25万円
100~6千円/24H
ロードサービス無料
e-シェアモビ 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
5千万円 2万円/
5万円
324円/24H
EveryGo 無制限 無制限
(免責0)
無制限
(免責0)
3千万円 2万円/
5万円

表中の言葉の意味は以下を参考にしてください。サービス名称をクリックすると各社のHPへアクセスできます。

※任意保険:NOCの負担が免除になる保険
※免責:補償金額の中で利用者が負担する金額 (0の場合は不要)
※免責補償:NOCの負担が0になる保険 (修理の実費等一部の負担は発生する)

補償が受けられないケース

このように、一通りの保険が適用されるカーシェアですが、補償を受けられないケースも存在します。こちらも各社さまざまですが、代表的なものを紹介します。

  • 会員や登録運転者以外の運転時の事故
  • 無免許運転、酒気帯び・酒酔い運転、麻薬等の使用による事故
  • 警察及びカーシェア事業者への届出がない場合
  • 虚偽申告
  • 無謀運転
  • 無断延長時の事故
  • etc.

いろいろありますが、「交通ルールやカーシェアの利用ルールに違反した場合には補償が受けられない」ということを覚えていれば大丈夫です。

レンタカーと比較してみよう

個人的にも気になったのでカーシェアとレンタカーの保険を比較してみました。想定するシーンは同系列のタイムズでそれぞれコンパクトカーを借りる場合を考えて見ます。

【利用条件】
利用時間 6H
走行距離 150km
燃費 20km/L
ガソリン 140円/L

タイムズカープラス
タイムズレンタカー
適用保険 標準 安心補償 標準 免責補償 安心補償
保険料金 0円 309円 0円 1,080円 2,160円
対人 無制限 無制限
対物 無制限(免責0) 無制限(免責5万円) 無制限(免責0)
車両 時価額(免責0) 無制限(免責5万円) 時価額(免責0)
人身障害
(一人当たり)
無制限 3,000万円
事故時NOC
(自走可能/
自走不可)
20,000円/
50,000円
0円 20,000円/
50,000円
0円
時間料金 4020円 4,233円 (会員価格・通常期)
距離料金 0円 0円
ガソリン代 0円 1050円 (140×150÷20)
利用料金合計 4,020円 4,329円 5,283円 6,363円 7,443円

カーシェアの追加料金の無い標準の保険で、レンタカーの免責補償(+1,080円)相当の補償内容になっていることがわかります。そのときの料金はカーシェア4,020円、レンタカー6,363円と2,000円以上も差があります。

またNOCを免除にしたい場合、カーシェアではわずか309円の追加で4,329円、レンタカーでは2,160円も追加して7,433円となんと3,000円以上の差がついてしまいます。

カーシェアでは免責0の保険が無料、格安でNOC免除となる点はかなりのメリットになります。

まとめ

いかがでしたか?カーシェア利用時の保険・補償内容について理解いただけたと思います。最後にポイントをまとめておきますので、気になった際は見返すようにしてください。

また、十分な保険があったとしても、事故を起こすと自分が困るだけではなく、関連する多くの人にも多大な迷惑をかけることになります。

自分の車でないため、ついつい乱暴な運転をしたり、車を汚したりしても大丈夫と考えがちですが、利用時は交通ルールを遵守し、安全運転および車を清潔に保つこと心がけてください。

【カーシェア利用時の保険・補償内容のポイント】

  • カーシェアの基本的な保険は利用料金にあらかじめ含まれている
  • 事故等を起したときにNOCという営業補償金を負担する必要がある
  • NOCの一部の負担は任意加入(約300円)の保険で免除される
  • 年齢・運転歴に関わらず誰でも同じ保険料・補償内容
  • ルール、規約に違反した場合等補償を受けられないケースがある
  • 補償内容、保険料を考慮してもレンタカーより格安で利用できる
Advertisement